ニナーズ 知っておきたいお受験マナー講座
●お受験マナー

お受験ママの服装マナーとスーツの選び方

幼稚園、小学校の受験の際には、お子様と一緒に母親または両親の面接がある場合がほとんどです。その際、お子様の服装だけではなく、保護者の服装をチェックされることも珍しくありません。
「子は親の鑑」とも言われるように、お母様の服装から日頃のご家庭での様子、お子様との接し方などを見られているとも考えられます。ここは清楚で上品なママスタイルで決めて、第一印象を有利にしましょう。

面接の服装を考える際には、まずは「初めて会う目上の方に対して恥ずかしくない服装」という基準を心がけましょう。
さらに、それに加えて、いわゆる「ママのお受験服」と呼ばれるものがあります。最も一般的なものは、やはりスーツです。面接の主役はお子様ですから、お母様の服装は控え目に、間違ってもお子様より目立ってしまうことのないように注意が必要です。
また、当然のことながら、スーツにしわやほこり、防虫剤などの臭いがついていないよう十分気をつけて面接にのぞみましょう。服装を見られる、というよりは、服装を通して常日頃からの身だしなみをみられていると考えましょう。

一番大切なことは、受験する幼稚園や小学校が求める母親像を把握することです。
少し綺麗目のスーツでもいいのか、それとも質素を第一とするのか、実際にその幼稚園や小学校を受験し、合格した人に話を聞いて参考にすることができるとベストです。

お受験ママのスーツの選び方


商品番号:NK-1004

商品番号:NK-1002

■服装スタイルについて

お子様のお受験におけるお母様の服装は、ワンピースまたはブラウス・スカートに長袖ジャケットを羽織った、上品なスーツスタイルが基本です。 スーツといえども、リクルート風や、バリバリと仕事をこなすキャリアウーマン風ではなく、あくまでも清楚で上品・控え目な「良き母親」を印象付けるものを選ぶことが大切です。

シンプルでベーシックなデザインで、お辞儀をしても胸もとが開かない詰まった衿元のものを。 スカート丈は「やや長め」が最も相応しい長さです。面接で椅子に腰掛けた時に、膝頭が丸見えになってしまうと、面接官にあまり良い印象を持たれないでしょう。実際に椅子に腰掛けてみて、自分から見て膝が見えないくらいのスカート丈が良いでしょう。

また、ボタンは光沢のないくるみボタン(スーツと同じ生地でくるんだボタン)がベストです。 面接の本番は10~11月初旬ですが、暑い盛りの7~8月から、学校説明会や願書の提出、面接の練習時にスーツを着て出かけることも多いと思われます。このような場合には、アンサンブルの半袖ワンピースや、白のブラウスにタイトスカートを合わせてもいいでしょう。

■素材と色について

肌の透ける生地や光沢のある生地は避けましょう。はっきりとした柄物はさけ、無地か控え目な織り柄程度のものがいいでしょう。 お色は、指定のある幼稚園・小学校以外では紺系、特に「濃紺」が基本。 「お受験ママの制服」とも言われる定番の色です。「黒いスーツではダメなの?」というお母様もいらっしゃいますが、多くのお母様が紺色のスーツを選ばれる中、不必要に目立たれてしまう可能性もあり、お避けになるのが無難です。 また、特にカトリック系の幼稚園・学校においては、黒は「喪」を象徴する色となり、マイナスの印象を与えてしまう場合もあります。

■校風別おすすめスーツ

  • 厳格な雰囲気の学校(学習院、暁星、光塩女子学院、昭和女子、白百合学園、聖心女子学院、東洋英和女学院、雙葉学園など)
    カトリック系女子校など校則が厳しい校風の場合は、「堅実さ」をアピールできるスーツがおすすめ。 流行のデザインよりも、クラシカルで正統派のデザインを選びましょう。 衿の形はコンパクトなショールカラー(いわゆる「へちま衿」)やフラットカラーなど、首もとの露出が最小限に抑えられるものを。
  • 自由な雰囲気の学校(青山学院、慶應義塾、成蹊、成城学園、東京女学館、日本女子大学附属、立教女学院、早稲田実業など)
    快活で自由な校風の場合は、周りのママ達もあまり格式張らず、各々の個性にあった着こなしをされています。 開きすぎず、詰まりすぎない衿開きのテーラードカラーなどは、知的な印象でお顔まわりがすっきりと見えます。 背中やポケット周りに控えめなリボンなど、こだわりのワンポイントで差をつけるのも良いでしょう。